「カブってかっこいいけど、通勤に使うならスクーターのほうが便利なのかな…?」

通勤や買い物など、日常使いにバイクを検討していると
「カブとスクーター、どっちが良いの?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
どちらも小回りが利き、維持費も安く、非常に人気のある車種・ジャンルですが、使い勝手や特徴には大きな違いがあります。
特に「燃費重視」「操作性」「荷物の積みやすさ」など、用途によって選ぶべきバイクは変わってきます。

なんとなくのイメージで選んでしまうと、あとで「思っていたのと違う」と後悔することも…。
この記事を読むと分かること
- カブとスクーター、それぞれの構造や操作性の違い
- 通勤・日常用途における燃費・快適性・収納力の比較
- メンテナンス性やパーツの入手しやすさといった維持費の違い
- 初心者・実用重視・趣味派など、タイプ別おすすめの選び方
- 自分に合ったバイクの選び方が明確になる
この記事では、スーパーカブ系の「カブ」と、PCXなどを含む「スクーター」の違いや特徴を徹底比較し、通勤や日常使いでどちらが最適なのかをわかりやすく解説します。
「自分の使い方にはどっちが合っているのか」がはっきりし、失敗しないバイク選びができるようになります。
カブとスクーター、どっちがいい?基礎比較と選び方

スーパーカブ(以下、カブ)とスクーターは、どちらも日常の足として非常に人気のある乗り物です。しかし「どっちがいいか?」という問いに対する答えは、乗る人の用途や好みによって大きく変わります。

両者をさまざまな視点から比較し、あなたに合った選び方のヒントを提供します。
燃費・経済性で比較する
燃費の良さでいえば、一般的にはカブに軍配が上がります。エンジン構造がシンプルで軽量なこと、手動ギア操作によりエンジン回転数を抑えられる点などが、燃費性能の良さにつながっています。
一方、スクーターはオートマチック(CVT)で操作が楽ですが、エンジンを回し気味に走ることが多く、カブに比べるとやや燃費が劣ります。ただし、最近のスクーターも技術進化によって燃費性能が向上しており、そこまで大きな差ではなくなってきています。
項目 | カブ | スクーター |
---|---|---|
平均燃費 | 約60〜70km/L | 約40〜55km/L |
税金・保険 | 軽い | 軽い |
維持費 | 安価(セル無しモデルは特に) | 一部モデルは高め(タイヤ・消耗品) |
操作性・快適性はどちらが上?
日常使いでの「気軽さ」を重視するなら、スクーターの快適性は非常に魅力的です。特にAT(オートマ)なので、ギアチェンジが不要で誰でも簡単に乗れる点が大きな強みです。また、シート下の収納スペースや足元の広さなどもあり、日常の移動にストレスがありません。
一方、カブはマニュアル操作に近い「ロータリー式変速機」が特徴。ギアチェンジには慣れが必要ですが、運転そのものを楽しみたい人や、自分で操作して燃費を稼ぎたいという人には向いています。
整理すると...
- カブ:操作は少し複雑。慣れると楽しい。機械を“操る感覚”が魅力。
- スクーター:操作が簡単。誰でもすぐ乗れる。足元広め。
メンテナンス性・耐久性の違い
カブは構造が非常にシンプルで整備しやすく、耐久性にも優れているといわれます。郵便局や新聞配達などで長年使われていることからも、その信頼性は証明されています。また、長期にわたってパーツ供給が続く点も、メンテナンス性の高さを後押ししています。
スクーターも決してメンテしづらいわけではありませんが、カウル(外装)の脱着が必要だったり、タイヤが小さく消耗しやすかったりと、カブに比べると若干手間やコストがかかる場面もあります。
耐久性で選ぶなら、カブがやや優勢です。

海外(アジア圏)でもカブは壊れずらいと評判です
カスタム性・趣味性で選ぶ視点
「バイクを趣味として楽しみたい」「自分好みにカスタムしたい」という場合は、断然カブが楽しいジャンルです。パーツが豊富で、デザインの自由度も高く、昭和レトロなスタイルからモダンなアレンジまで幅広く対応できます。
カブには“いじる文化”が根付いており、自分で整備したりカスタムしたりする楽しさが詰まっています。コミュニティも活発で、イベントやSNSでも交流が盛んです。

スクーターは便利さ重視の車種が多く、カスタムの自由度はやや限定的。
「趣味として楽しむ」という観点ではカブに一歩譲る印象です。
長距離・通勤用途での使い勝手
長距離移動や毎日の通勤に使う場合、選び方はかなり変わってきます。
スクーターのメリットは、長時間運転でも疲れにくい姿勢、雨風をある程度防げる外装、シート下収納など。信号の多い市街地でもストレスなく走れるため、通勤向けとして高く評価されています。
カブのメリットは、燃費と維持費の安さ。片道数kmの短距離通勤なら、こちらが有利です。ただし、ギア操作が多い場面では若干疲れることも。
通勤の距離や走行環境...
- 片道5km以内で維持費を抑えたい → カブ
- 片道10km以上、渋滞・信号が多い → スクーター
カブのメリット・デメリット徹底解説

カブは、ホンダが誇る世界的なロングセラーバイク。1958年に登場して以来、世界中で愛され続け、累計販売台数は1億台を超えています。では、そんなカブにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?このセクションでは、実際にカブを日常で使う場面を想定しながら、具体的な特徴を解説していきます。
ギア操作の魅力とその扱いやすさ
カブ最大の特徴といえば、「ロータリー式変速機」と呼ばれるギア操作です。一般的なバイクのようなクラッチ操作は必要なく、足元のペダルで“トン・トン・トン”と簡単にギアチェンジできるのが魅力です。
初めての人には「難しそう」と思われがちですが、実際には慣れれば直感的に操作できるようになり、自分でエンジン回転数をコントロールする楽しさを味わえます。また、状況に応じてギアを選べることで、坂道や混雑した道でも安定した走行が可能です。

ただし、慣れるまでは信号待ちでギアの状態を確認する手間があるなど、スクーターに比べると操作はやや複雑。そのため、完全な初心者には少しハードルが高く感じられるかもしれません。
整備・パーツ入手のしやすさ
カブは“いじる楽しさ”が魅力のひとつ。その理由は、構造が非常にシンプルで、整備がしやすく、さらに補修パーツが圧倒的に豊富なことにあります。
多くのパーツは純正・社外ともに数千円レベルで手に入り、エンジンや電装系なども自分で交換や調整を行うユーザーが多く存在します。中古市場にも多くの部品が出回っているため、長く乗るうえでも安心感があります。

さらに、ネットやSNSで情報も豊富。YouTubeやブログを参考にすれば、初めてのメンテナンスでもチャレンジしやすい環境が整っています。
荷物の積載性と燃費の良さ
新聞配達や郵便配達に長年使われてきた実績がある通り、カブは“働くバイク”として設計されており、荷物の積載性に優れています。標準装備のリアキャリアはしっかりしていて、大きめの箱やバッグを積むことも容易です。
また、燃費性能はピカイチ。モデルや走行状況にもよりますが、リッター60〜70kmも走る個体も珍しくなく、週に何度も給油する必要がないのは大きな利点です。
スーパーカブ最初の燃費計測
— はしるひと (@RiderGattsu) July 1, 2025
(慣らし運転中)
燃費計は72.3km/L
121km走って使用したガソリンが1.70L
つまり実燃費は71.17km/L
ツーリングじゃないのに、すごく燃費良くて感動しました! pic.twitter.com/hYsBdEbnUC
特徴 | 内容 |
---|---|
積載性 | 標準でリアキャリア付き。カスタムで拡張も可能。 |
燃費性能 | 小排気量+手動変速で高効率。燃料代が非常に安い。 |
カブならではのカスタムの楽しさ
カブは、「乗る」だけでなく「いじる」「見せる」「語る」楽しさが詰まったバイクです。とにかくカスタムパーツが多く、ライト・マフラー・シート・フェンダーなど、ほぼすべての部位にアレンジが可能です。
また、スーパーカブには年式・仕様・限定カラーなどのバリエーションも豊富で、旧車風からネオクラシック風、アウトドア仕様まで、自由自在。オリジナリティを追求したいライダーにとっては、まさに“最高の素材”と言えるでしょう。

バイクイベントやSNSでもカブユーザーのコミュニティが活発で、全国のファンとつながれる点も楽しさを広げる一因です。
通勤や日常使いでの強みと弱点
カブは通勤にも非常に適したバイクですが、当然ながら完璧ではありません。最後に、日常使用の観点から見た「強み」と「弱点」をまとめてみましょう。
強みポイント
- 燃費が良く、維持費が非常に安い
- 車体が軽く、小回りが利く
- 整備がしやすく、長持ちする
- スタイルに味があり、愛着が湧く
弱点ポイント
- AT(オートマ)ではないため、ギア操作が必要
- 収納スペースが少なく、荷物の持ち運びには工夫が必要
- 風よけ・雨よけ装備は基本的に付いていない
- 坂道や渋滞では頻繁なギア操作が少し面倒に感じることも
カブは「乗り物以上の楽しさ」を提供してくれる存在です。毎日の通勤だけでなく、週末のツーリングやカスタム、メンテナンスを楽しめる人にとっては理想的な一台だと言えるでしょう。
スクーターのメリット・デメリット徹底解説

スクーターは、操作性と利便性に優れた“実用性重視”のバイクとして、多くの人に選ばれています。特に都市部での移動や通勤、ちょっとした買い物において、その真価を発揮します。

スクーターの特徴や注意点を総合的に解説し、どんな人に向いているのかを明らかにしていきます。
自動変速の手軽さと快適性
スクーター最大の特徴は、クラッチ操作やギアチェンジが不要なオートマチック(CVT)変速です。これは、バイク初心者や普段クルマに乗っている人にとって非常に魅力的で、“乗った瞬間に発進できる”という手軽さが支持されています。
発進から加速、減速までをすべて右手のアクセル操作だけでこなせるため、信号の多い市街地や渋滞でもストレスが少なく、気軽に乗り回すことができます。また、足元のスペースが広いため、スーツやスカートを着たままでも乗りやすいというのも、カブにはないメリットです。

通勤・買い物・送り迎えといった日常用途においては、この“気楽さ”が何よりの強みです。
収納力・長距離性能の強さ
スクーターのもうひとつの大きな魅力が、収納力の高さです。多くのモデルでは、シート下にヘルメット1つがすっぽり入る収納スペースがあり、加えてリアボックスを装着すれば、買い物袋やリュックも簡単に積むことができます。
また、シートの形状も広くフラットで、長時間の運転でも疲れにくい設計。エンジンの振動も少なく、長距離移動や片道10km以上の通勤にも十分対応できます。
項目 | 内容 |
---|---|
シート下収納 | ヘルメット+小物収納が可能(車種による) |
長距離性能 | オートマ+低振動で疲れにくい |
雨・風対策など通勤向き装備
通勤・通学でバイクを選ぶ場合、天候への対応は大きなポイントです。スクーターはその点でも優れており、フロントカウル(外装)による風・雨よけ効果があります。
125スクーター、まじで通勤快速
— せっきー Lv39 (@gsx250rb58) March 17, 2025
楽チンすぎる!
ジスペケのが好きやけど...#シグナスz pic.twitter.com/nDlpYK1aZw
足元までしっかり覆われているため、雨の日にズボンがびしょ濡れになるのをある程度防げるほか、風による冷えを軽減できるのも通勤ユーザーには嬉しいポイント。また、ハンドルカバーやグリップヒーター、風防スクリーンなどのオプションも豊富で、オールシーズン快適に乗れる装備が揃っています。

カブと違い、「全天候型の通勤バイク」として設計されているのがスクーターの魅力です。
盗難対策や維持コスト面
意外と見落としがちなのが、スクーターの盗難リスクです。特に人気のある125ccクラス(例:ホンダPCX、ヤマハNMAXなど)は、見た目がスタイリッシュでリセール価値も高いため、盗難の対象になりやすい傾向があります。
そのため、カギの種類(スマートキーなど)やチェーンロック、カバーの活用など、盗難対策には一層の注意が必要です。
一方、維持費の面ではカブよりやや高めになることがあります。タイヤが小さいため摩耗が早かったり、オイル交換・駆動系メンテナンスの頻度も少し多め。

とはいえ、そこまで極端に差があるわけではなく、整備店に任せる運用前提ならスクーターの方が楽と感じる人も多いです。
初心者におすすめできる理由
操作が簡単、収納力がある、服装を選ばない、メンテナンスもプロに任せられる──
こうした理由から、スクーターはバイク初心者に非常におすすめのジャンルです。
こんな人にピッタリ
- バイクの操作に不安がある
- 通勤・通学など“実用目的”がメイン
- 車のように楽に乗りたい
- 雨や風の対策も重視したい
ただし、「自分で整備したい」「趣味性のある乗り方をしたい」と考える人にとっては、カブのほうが向いていることも。スクーターは利便性・快適性を最優先したい人向けの選択肢といえるでしょう。
スクーターは「とにかくラクに」「スマートに」バイクライフを送りたい人にとって、非常に優れた選択肢です。通勤・買い物・ちょっとしたお出かけ──そのどれをとっても、日々の暮らしに自然にフィットする使いやすさを備えています。
まとめ
カブとスクーター、どちらが自分に合っているのかは、用途やライフスタイルによって変わります。燃費や整備性、趣味性を重視するならカブ。操作の簡単さや収納力、通勤快適性を求めるならスクーターが適しています。
要点まとめ
- カブ:燃費が良く、整備やカスタムを楽しめる。趣味性や維持費の安さを重視する人向き。
- スクーター:操作が簡単で収納力も高く、通勤・日常使いに便利。初心者や実用重視の人向き。
- どちらにもメリット・デメリットがあるため、目的や使い方を明確にして選ぶことが大切。

大切なのは、「何を重視するか」を明確にすること。ぜひあなたの目的に合った一台を見つけて、快適で楽しいバイクライフをスタートさせてください。